ホームクマ被害問題
進展あり

クマ被害が過去最多238人、対策は追いつくか

最終更新 2026-04 イラスト(AI生成)
進展あり最終更新 2026-04次の注目2026年度の出没・被害の推移、ロードマップの捕獲目標の達成、東北以外への広がり

2025年度のクマ被害は全国238人(うち死亡13人)と過去最多。出没件数も5万件超と前年の約2.5倍に急増した。被害は東北6県で6割超、10月に集中。各地で同時多発するこの状況を受け、国・自治体は緊急銃猟や捕獲体制の強化で対応を急いでいる。

問題クマの出没・人身被害が全国で同時多発し、過去最多を更新。命に関わる事態に
対策緊急銃猟・指定管理鳥獣・国のロードマップなど、捕獲と出没防止の体制を全国で強化
いま2025年度の人身被害238人(死亡13人)、出没5万776件(前年の約2.5倍)。東北6県で被害の6割超、10月に89人と突出

1データ

人身被害
238人
2025年度・過去最多
出没件数
5万776件
前年の約2.5倍
死亡
13人
2025年度
東北6県
6割超
全国の被害に占める割合
2025年度 クマ人身被害(主な県・東北に集中)
秋田67人岩手40人福島24人
出典: 環境省 / 日本経済新聞 2026.4

全国238人のうち、東北6県で6割超を占めた。

2これまでの経緯

  1. 2023年度発生: 人身被害219人・死亡6人と当時の過去最多に。大量出没が問題化
  2. 2025年度経過: 出没5万776件(速報・前年の約2.5倍)。秋のドングリ凶作などで人里出没が急増
  3. 2026.04現在: 2025年度の人身被害が238人・死亡13人で過去最多と確定的に。秋田67人・岩手40人・福島24人と東北が中心

3いま行われている対策

  • 緊急銃猟・捕獲体制の強化:市街地でも市町村長判断で緊急銃猟が可能に。指定管理鳥獣として国費で捕獲・調査を支援
  • 国を挙げた推進:関係閣僚会議の「クマ対策ロードマップ」で、2030年度までの地域別捕獲目標や担い手2,500人を設定
  • 出没防止と早期警報:誘引物管理・緩衝帯・電気柵、出没マップやAI検知で「出る前」「出た直後」に備える

他の地域でやるには: 出没データの共有、誘引物管理、捕獲の担い手確保、緊急時の銃猟・後方支援の体制づくり。

4各地の取り組み

宮城県 仙台市
市街地に対策パッケージ

誘引木の伐採・仮設電気柵・パトロールで「街なかのクマ」に備える。

詳しく見る →
福島県
緊急銃猟も検討

出没特別注意報を発令し、市街地では夜間の緊急銃猟も視野に。

詳しく見る →
山形県
特別警報とアプリで見える化

警報を段階化し、目撃アプリで人身被害地点も共有。

詳しく見る →
群馬県
AI予測マップと対応マニュアル

出没データで先手、改訂マニュアルで初動を明確化。

詳しく見る →

5この先

分かれ目は、その年の出没の波(ドングリの作柄等)に左右されず、被害を抑える体制を全国で保てるか。

対策が縮むと
担い手や予算が不足すれば、凶作の年に被害が再び急増し、命の危険が広がる
うまく続けば
全国の捕獲・防止体制が底上げされ、出没の波があっても人身被害を抑えられる
次の注目
2026年度の出没・被害の推移、ロードマップの捕獲目標の達成、東北以外への広がり

背景を知る

  • nippon.com「クマ出没件数、25年度は5万件突破―環境省集計:人身被害も過去最悪に」 https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02784/

出典

  • 日本経済新聞「2025年度のクマ被害、全国238人で過去最多 うち13人死亡」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF0776K0X00C26A4000000/
  • 環境省「クマ類の生息状況、被害状況等について」 https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/kuma-situation.pdf
  • 環境省「クマ類による人身被害件数(統計)」 https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/injury-qe.pdf
この問題は、まだ途中です。
不安だけでなく、希望も。アトサキは「次に何が続いたか」を追いかけます。

続報を、メールで受け取る

追っている社会課題に新しい動きがあったら、無料でお知らせします。

メールで受け取る →